「すぐやる力」を身に着けると仕事が驚くほど捗る

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仕事がはやい人の特徴とは?

仕事が速い人はどの会社にもいるでしょう。

あの人は気づくとすぐに仕事が終わっている。

どのように仕事をしているのだろう?

なにか裏ワザ的テクニックがあるのだろうか?そう考えたことがある人もいることでしょう。

確かに、仕事が速い人の中には要領が良く、仕事のテクニックを知っている人もいます。

しかし、仕事が速い人というのは、仕事に取り掛かるのが早い人でもあります。

 

速いだけではいけない、早いことのメリット

仕事を速く終わらせるためには、当然早く取り掛かることも重要になります。

仕事に早く取り掛かることで生じるメリットがどれだけあるでしょうか。

①メモを取る時間・手間を短縮できる

仕事を後回しにする場合、たいていの人は忘れないようメモを残すでしょう。

そのメモを残すために、付箋を取り、ペンを持ち、文字を書くという作業を行うことになります。

仕事を後回しにしてしまうだけで、1~2分の時間を後で仕事をするために使ってしまっているのです。

②やる気があるうちに仕事を消化できる

仕事に早く取り掛かるということは、やらなければならないと思った時点で取り掛かるということです。

基本的に1度後回しにしてしまった仕事には着手しにくくなるものです。

結果的にどんどん後回しになり、いずれはやらなければならないと感じていても着手出来ないというような状態に陥る場合もあります。

すぐに取り掛かってしまうという意識をもって仕事を行えば、このような後回し癖を克服することにもつながります。

③周囲からの信頼度が上がる

当然仕事を速く行ってくれる人とそうでない人とでは、信頼に差が生じます。

仕事を速く処理することができなくても、早く着手してしまえば、

時刻的には早く終えることができるはずです。

実際に作業している時間がかかっていようが、周囲の人には仕事が速い人という

印象を与えることができます。

 

大切なのはすぐできると思うことをすぐやる習慣

仕事にはすぐに終えることのできるものとそうでないものがあります。

1時間かかる仕事もあれば、5分以内で終わる仕事もあるわけです。

重要なのは、短時間で終わる仕事のために無駄な時間を割かないことです。

5分で終わる仕事を後回しにするためには、メモを残し、後で見返して思い出すという作業が必要になります。

すぐに取り掛かってしまえば5分で終わってしまう仕事でも、

後回しにしたことで、10分かかってしまうという場合が生じるということです。

仕事にかかる時間を見極め、すぐにできることはやってしまおうという

意識づけが、大切であり、それを習慣化することこそが、すぐやる力です。

 

すぐやる力を身に着けることで、無駄な時間を省き、

後回しによるモチベーション低下を防ぐことこそが、

仕事を効率的に行うための第一歩なのです。

覚悟の磨き方を読んで思った 部下が上司に分かって欲しいこと10項目

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日本の歴史上最も有名な教育者

松下村塾でおなじみの吉田松陰

日本では歴史に名を残す教育者・思想家として有名です。

30歳という若さで生涯を終えた吉田松陰ですが、その志は途絶えることなく残り、

明治維新へと繋がっていきます。

武士として、教育者としての生き様から学ぶ、現代の生き方。

時代に左右されない、人間としてあるべき姿、貫くべき姿が、

「覚悟の磨き方 超訳吉田松陰」に書かれています。

この1冊を読んで感じた、部下の立場で上司に分かって欲しい10項目をピックアップ。

 

上司に分かって欲しい10項目

1.迷わない生き方

「最もつまらないと思うのは、人との約束を破る人ではなく、自分との約束を破る人です。」

社会の中には、自分がやると言ったこと、決めたことを守らない人がいます。

それは上司の立場にある人にも多いことでしょう。自分自身で決めたことを簡単に覆すような人では、部下や周囲の人はついてきません。

 

2.人物

「私が尊敬するのはその人の能力ではなく、生き方であって、知識ではなく、行動なんです。」

ついて行きたいと思う人というのは、行動が伴っている人であると思います。いくら才能や能力や知識があっても、口先だけの人には身を任せたくないと思うのが普通です。能力や知識は重要ですが、人を動かす為にはそれ以上に必要なものがあることに気づくべきです。

 

3.足並みが揃うのを待たず、自分から走り出せ

「死にものぐるいの人が一人でもいれば、全員がその勢いに引っ張られて、本気になります。弱かったチームも、一瞬で強いチームになります。強いリーダーがいる所には、弱い部下がいない、というのはそういう理由です。」

 子供は親の背中を見て育つとよく言われます。上司と部下の関係も同じです。上司の姿勢を見て部下は仕事をしています。上司にやる気がないのに、部下がやる気を出すはずもありません。まずは姿勢を示すことから始めていただきたい。

 

4.重い責任

「リーダーもみんなと一緒に手を汚してほしい。リーダーも現場に細かく指示を出してほしい。そのような声を耳にすることがあります。部下たちが汗水流しているときに、リーダーが動かずに、考え事をしていれば、そんな愚痴を履きたくなる気持ちもわかります。ですが、リーダーは作業を行うべきではありません。未来を変えるという大きな責任があるためです。リーダーがやるべきことは、人一倍周囲に目を配ったり、皆が気持ちよく動けるような規則を考えたり、互いが互いを助け合えるような、雰囲気をつくることです。そして、チームの調子が良い時も悪い時も、とにかく自分の都合は後回しにして、皆のために尽くすことです。それだけできているのであれば、リーダーの役割としては十分じゃないでしょうか。」

リーダーには結果を出すという責任があります。その責任は当然部下にものしかかってくるものです。部下が結果を出すための気配りをすること、それが上司に与えられた責任を果たすための第一歩ではないでしょうか。

 

5.上が下に接する態度

「部下が上司に言いたいことを言えない。そうなってしまったら、組織はおしまいだと思います。もし周りの人たちが従順すぎると感じたら、上司は今すぐこういうべきかもしれません。『自由に意見を言え、でなきゃクビだ。』上司という人の立場は、どんなに忙しいときでも、どんなに疲れている時でも、どんなに心の余裕がないときでも、部下の意見には注意深く耳を傾けなければならないのです。」

自由闊達を社風に掲げる会社は多くあります。しかし、実際に自由に意見が言い合える会社というのはいくらあるでしょうか。思った意見を言えない不自由な会社では、どんどん部下が委縮してしまい、前向きな話がでなくなるものです。

 

6.話し合いの本当の目的

 「人間同士、意見がぶつかってしまうと、つい相手を言い負かそうとしてしまうものです。しかし、『皆にとってどうなることが最善か』というポイントに向かうのためであれば、自分の意見など気持ちよく取り下げるくらい、皆のために生きてほしいものです。」

時に、自分の事を最優先に動いている、話していると感じる人がいます。仕事という場面で見れば、会社の成長=自らの成長ともいえるのではないでしょうか。主体性や主観で動くことも大切ですが、判断基準として周囲のことを考えることもしてほしいものです。

 

7.先駆者の思考

「何が得られるかは後。自分たちがやる意味が先です。群れから抜け出したかったら、考え方の順番を思い切って変えてみることです。」

会社に長くいると、初心を忘れるということはよくあります。自分にとって大きな意義と夢をもって就いたはずの仕事でも、年月が経てばそれがなんであったか、忘れる人がほとんどでしょう。利益至上主義的な上司がよくいますが、自分たちが得られるメリットよりも、自分たちが与えられるメリットにもう少し目を向けてみてもよいのではないでしょうか。その考えは結果的に利益をもたらします。利益とはそういうものです。

 

8.ミスを認め、失敗を責める

「失敗しないことは、自慢になりません。なにも失敗していないということは、なにもやっていないということだからです。自分の立場を守ろうとしないで、あれは失敗だったと潔く認めましょう。どんなに大きな失敗でも、次に改めれば決して無駄にはなりません。」

極度に失敗を恐れる上司がいます。気持ちはわかります。失敗すればその責任を負う必要があるからです。そんな上司を見て、部下も失敗を恐れるようになります。そして最終的には行動することを恐れるようになります。失敗を求めている人はいません。誰もが成功することを求めチャレンジします。結果的に失敗しようが、0と1では雲泥の差がでます。

 

9.使える部下がいないという勘違い

「リーダーは忘れてはいけません。才能のある部下がいないのではなく、部下の才能を引き出せる人物が、まだこの場にいないだけだということを。」

あいつは使える。こいつは使えない。よく聞く話です。原因を部下のせいにしてしまう前に、使い方が間違っているのではないか、自分に問いかけてください。そもそも人はモノではありません。経験とともに成長します。どうか成長するための経験を与えてあげてください。

 

10.隠しきれるものじゃない

「評価する人がだれもいないところで、どれだけ人の悪口を言わずにいられるか。善行を重ねられるか。正々堂々と戦えるか。一生懸命に働けるか。それらの行いがすべて『人間性』として表れます。」

行いはすべて自分自身に返ってくるとはよく言われます。それはそっくりそのまま返ってくるわけではありませんが、周囲からの信頼、自分自身の人間性や人柄といったものに反映されるものだと思います。人が見ていないところでとった行動も、何らかの形で周囲の人に見られているということを忘れてはいけないのだと思います。

 

 

 どうでしたでしょうか。

これらは、「覚悟の磨き方」という本に記載されている内容の抜粋です。

年少者は、年長者をみて学び、成長します。

良いリーダーは良い部下を持ち。新たな良いリーダーを生み出すものだと思います。

 

 

CIAの前身機関が活用した、組織を内部破壊へ導く方法

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米国戦略諜報局が活用したサボタージュ・マニュアル

CIAの前身である、米国戦略諜報局(OSS)という機関が、

実際にスパイ活動を行う際に、組織を機能停止させるために用いた

サボタージュ・マニュアルというものがあり、

書籍として出版されているので概要をご紹介します。

私の勤めている会社にもかなり当てはまります。。。

あなたの属する組織でももしかして?

 

組織改善・就活時の企業見極めに最適?

サボタージュ・マニュアルは一般公開されており、

日本語版としては2015年に出版されています。

実際に、諜報員がスパイとして組織潜入し、内部から組織破壊を行う為に

用いられたマニュアルなので、シンプルな内容ではありますが、

かなり効果的なものであると言えます。

サボタージュ・マニュアルに記載されている内容と、

今属している組織の状況が合致するようであれば、

その組織は、崩壊へ自ら歩んで行っていると考えられます。

 

サボタージュ・マニュアルの内容

◇常に文章による指示を要求せよ。

◇誤解を招きやすい指示を出せ。意思統一のために長時間議論せよ。

 さらに、出来る限り不備を指摘せよ。

◇準備を十分行い、完全に準備ができるまで実行に移すな。

◇在庫がなくなるまで注文させるな。

◇高性能の道具を要求せよ。道具が悪ければよい結果が得られないと警告せよ。

◇常に些細な仕事からとりかかれ。重要な仕事は後回しにせよ。

◇些細なことにも高い完成度を要求せよ。

 わずかな間違いも繰り返し修正させ小さな間違いも見つけ出せ。

◇材料が適切な場所に送られない工程とせよ。

◇新人を訓練する際は不完全でいい加減な指示を与えよ。

◇能力に見合わない不釣り合いな昇進を行い、有能な者は冷遇せよ。

◇有用な決定を行う際には会議を開け。

◇もっともらしくペーパーワークを増大させよ。

◇通達書類の発行や支払いなどに関係する決済手続きを多重化せよ。

 すべての決裁者が承認するまで仕事を進めるな。

◇すべての規則を隅々まで厳格に適用せよ。

◇何事をするにも「通常ルート」を通して行うよう主張せよ。

 決断を早めるためのショートカットを認めるな。

◇「スピーチ」を行え。できる限り頻繁に長い話をせよ。

 長い逸話や自分の経験を持ち出して主張のポイントを解説せよ。

◇「愛国的」な主張をちりばめることを躊躇するな。

◇可能な限りの事象を委員会に持ち込み「さらなる調査と熟考」を求めよ。

 委員会のメンバーはできるだけ多く(少なくとも5人以上)せよ。

◇できる限り頻繁に無関係なテーマを持ち出せ。

◇議事録や連絡用文書、決議書などにおいて細かい言葉遣いについて議論せよ。

◇以前の会議で決まったことを再び持ち出し、その妥当性について改めて問いただせ。

◇「警告」せよ。他の人々に「理性的」になることを求め、

 将来厄介な問題を引き起こさないよう早急な決断を避けるよう主張せよ。

◇あらゆる決断の妥当性を問え。ある決定が自分たちの管轄にあるのかどうか、

 また、組織上層部のポリシーと相反しないかどうかなどを問題にせよ。

 

「破壊する」のではなく、「破壊へ導く」ためのマニュアル

内容を見てお気づきのように、サボタージュ・マニュアルは、

組織を直接破壊するためのものではなく、

組織の自発的な破壊を促すためのものです。

「正確さを求めよ」であったり、「より多数で議論せよ」など、

最も正しいことを言っているようですが、

結果として決断が先送りされ、組織が行動不能状態に導かれることが

容易に想像されます。

今の日本の会社組織だけでなく、議会や教育にまで、

サボタージュ・マニュアルの内容が浸透しているようにも感じます。

詳しく知りたい方は是非、サボタージュ・マニュアルを一読することをお勧めします。

 

売れない商品の悩み…顧客とは何かを考えろ

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思うように商品が売れない、営業成績が伸びない。

このような悩みを抱えている企業は多いのではないでしょうか。

 

それは、企業としての悩みであったり、管理職としての悩みであったり、

または、営業マン個人の悩みでもあるかもしれません。

 

実際に、物が売れない悩みが、さらなる営業不振へとつながり、

悩みが膨れ上がっていく、といったケースもあることでしょう。

 

売れないからとあきらめる前に、

なぜ売れないかを見極めることが重要です。

 

1.商品自体に魅力がない

売れない原因として考えられるのが、商品自体に魅力がないことです。

魅力がないと言っても、2種類に分けられます。

本当に魅力がない場合と、まだ顧客が商品本来の魅力に気づいていない場合です。

本当に商品として魅力がない場合は仕方がないですが、

売れない要因としては、商品価値を理解されていないケースが多いのではないでしょうか。

自社で自信をもって世に送り出している商品の価値に気づいてもらえていないようであれば、

宣伝の仕方、PRの仕方が悪いといえます。

誰に向けて、商品のどのような魅力を、どのように宣伝すれば効果的かを見直す必要があります。

顧客が買うのは商品ですが、求めているのはその先にあります。

商品を買うことで何を得られるか、どれだけ欲求を満たせるかどうかです。

売っているモノは販売者からみれば重要かもしれませんが、

顧客が求めているのはモノではないということに気づく必要があります。

 

2.商品価格が市場に見合っていない

顧客が「買う」場合、価格と価値のバランスが重要です。

似ているようですが、ここでいう価値とは、

購入することで何を得られるかです。

長年の品質・信頼といった裏付けのあるブランド品を購入する顧客は、

それを買うことで得られるステータスを目的としています。

機能性を求める人も中にはいるでしょうが、

大体はブランド品を持っている自分を想像するのではないでしょうか。

ブランド品を持つことで、自分自身の価値が上がると考える人が大半でしょう。

故にブランド品は高価である意味があり、高価であるが故に売れるのです。

ブランド品であれば、それを持つこと自体に顧客は価値を感じます。

価値とは様々で、機能性が高いことも価値であり、知名度が高いことも価値になります。

価値に見合った価格設定ができているか、

価格に見合った価値提供ができているか、

顧客の購買意欲を刺激するためにはここのバランスが必要不可欠です。

 

3.商品の販売方法が適切でない

どんなに魅力ある商品でも、

絶妙な価格設定ができている商品でも、

売り方を間違えれば宝の持ち腐れです。

いま、そこそこの売り上げがある商品でも、

売り方の視野を広げるだけでさらなる売り上げ増が見込める可能性だってあるわけです。

例えば、カーペットを生産しているメーカーがカーペットを売る場合、

一般消費者向けに販売することも可能ですが、

一般消費者に頑張って売るよりも、建設関係業者や家具を小売りしている業者

に卸す方がはるかに効率的で売れる可能性が飛躍的に高くなります。

顧客はどこにいるのか、今気づいていないだけで意外と可能性は転がっているかもしれません。

日用品メーカーであれば、ホームセンターのほかにも、

スーパーに商品を置いてもらえば、毎日買い物に来る主婦に買ってもらえる可能性が

飛躍的に高まります。

今顧客として見込めていなくとも、顧客になりうる潜在的な存在は意外に多くいるものです。

 

まとめ

①商品の魅力を知る、顧客は買うことではなく欲求を満たすことを重要にしている。

②顧客が感じる価値とは何か考える。価格設定と価値設定のバランスを見極める。

③顧客はどこにいるのか、現在の顧客に縛られず、潜在的な顧客を探す。